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JESAコラム 第41回


IOTの時代その2

元東海大学 片岡信弘

IOTの時代その1に引き続き、古くからの事例をもう1つ説明したいと思います。 これも良く知られた例ですが、コマツ建機の大型の建設機械(油圧シャベル、ブルドーザ、ダンプトラック等)の情報を遠隔で確認するシステムです。 これは、KOMTRAXと呼ばれています。建設機械の現在位置は、GPSで把握され、建設機械の動作状況などの情報は、通信衛星や携帯電話網で送信されます。

これらの情報は、機械のメンテナンス、稼動状況の管理、機械の稼動場所の把握などに利用されます。また、稼動状況のデータは分析して、省エネ運転支援の提案にも利用されています。 建設機械の稼動状況が分かるため、中国に販売した、機械の稼動状況により、中国の国内景気の動向が分かるとも言われています。

このシステムは、2001年よりコマツ建機の製品に標準装備されているとのことです。 建設現場で機械がどのように利用されているかのデータ分析により建築現場の効率化のための新しいシステムの開発につなげているとのことです。

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参考
http://www.komatsu-kenki.co.jp/service/product/komtrax/
日経コンピュータ2016/5/12号インタビュー p30-33


2016/10/11