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JESAコラム 第19回


路面における太陽光発電

みなさん、こんにちは。世界中で、再生可能エネルギーの開発が進んでいますね。

そんな中、今回注目するのは、道路そのものに太陽電池を設置し、道路に日射によって発電する技術です。

2014年にオランダが発表した「SolaRoad」は、道路事態に太陽光発電の仕組みを仕込むものでした。SolaRoadの基本単位は3.5m×2.5mほどのコンクリートで、厚さは20cmほど。設置時には、高さの差異を限りなく少なくする工夫がなされています。

現在ではアムステルダムを中心に展開され、その発電量は制作担当者が驚くほどであったといいます。
SolaRoad

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1411/14/news048.html

また、2015年10月にフランスで発表された「Wattway」も見逃せません。
前述の「SolaRoad」に比べ非常に薄くなりつつ、耐久性を維持しています。さらに、特筆すべきはその設置の容易さです。なんと工事の必要が無く、道路にそのまま装着できるのです。まかなえる電力は、20平方メートルで1家庭分。1キロメートルの道路でなんと5000もの家庭の電力をまかなうことが出来るのです。
発電効率もさることながら、やはり薄型化、設置の簡易化は実現の為に技術的なブレイクスルーがあり、2つの特許で保護されているようです。
Wattway

http://forbesjapan.com/articles/detail/11281

やはり再生可能エネルギーの中でも、設置が比較的容易かつ短期な太陽光発電は、それだけ各国の力の入れ具合が違います。
我が国も世界に負けず、科学技術立国として活躍してほしいものですね。


2016/03/01